「フィットカットカーブ スタンダード」の握りやすく疲れにくく、且つ刃に力が伝わりやすいはさみのデザイン※を手掛けたのは、国内外を問わず様々な企業のプロダクトデザインを手掛ける、イワサキデザインスタジオの岩崎一郎さんです。
シンプルでいて親しみを感じさせる「感覚的な造形」と、道具として実用的で使いやすい「機能的な造形」。そのどちらかに偏ることなく、高次元で双方を融合させる岩崎さんのデザインが、フィットカットカーブを10年間も売れ続けるはさみにしました。
そんな岩崎さんに、10年ぶりにして初のインタビューを行いました。前編では、開発に関わった経緯から、オーダーとは真逆の方向性を打ち出した真意について詳しく聞きました。世界でも活躍するプロダクトデザイナー・岩崎一郎さんの仕事やデザインに対するブレない姿勢も学べます。