ノリノプロ スペシャル対談(ページ3)

「故障しないのが当たり前。これはテープのり界のインフラだ」 「故障しないのが当たり前。これはテープのり界のインフラだ」

日名子 :

何も問題がないときは空転しているだけの歯車が、瞬間抵抗を受けた時(故障しかけた時)にだけガチッと噛んでテープにテンションをかけるわけです。だからテープはたるまないし、絡まらない。引き心地は軽いまま変わらないので、ユーザーは問題が発生しそうになったことにまったく気づきません。

きだて :

なんの切り替えもなしにそれができるのか。これはすごい!

小橋 :

いやいや、設計者じゃないのに、この技術を理解できることの方がすごいです。

きだて :

いやいや、文章化しろと言われたら難しいです。図説すると多少わかると思いますけど。

小橋 :

実はこの「パワーギア」は『ノリノポッド』から搭載しているんですけど、発売から1年経ってもたるみ故障の報告はゼロです。

日名子 :

たるませないため、故障させないために、ここまでの機能を搭載しているのはテープのり市場で僕は他に見たことがないです。

きだて :

テープのりでたるみクレームゼロって、それはさすがにスゴいなぁ。

日名子 :

難解すぎる技術への理解は進まなくても、技術力は立証できました。

小橋 :

今後も「パワーギア」は交換タイプのテープのりにはできるだけ標準搭載していくつもりです。

日名子 :

「パワーギア」も「クリーンローラー」も"テープのり=故障する"という悲しい常識を覆す画期的な技術なんですけど、ユーザーにとって故障しなかったというのは結果であって、使ってみないと実感できないこと。つまりは買ってもらわないと...とにかく買ってくださいと(笑)

きだて :

そうか、なるほど!「パワーギア」も「クリーンローラー」も、いわばテープのりのインフラなんですね。動いているところは見えにくいけど、おかげで便利に使えるという...。

日名子 :

そうそう!そうそうなんです!

きだて :

『ノリノプロ』はインフラが整っているから、ずっと使い続けられる、ずっと使いやすい。

「パワーギア」機構の解説を御社の入社試験に加えるとかどうですか? これを説明できる人材が増えたら御社のためになりそう。それくらい「パワーギア」をちゃんと説明することにはとても意味があると思います。それだけのクオリティが含まれています。小橋さん、もっと分かりやすくパッケージの裏とかで説明すべきですよ。しないと損だよ。

日名子 :

そう唯一なんですよ、この技術は。

きだて :

なんとなく「良くできてるな」というのは実感してたけど、どこがどうすごいのかは今説明してもらって初めてわかりました。すごくテンション上がってます。

小橋 :

ここまでわかってただける方はいないので、こちらこそテンション上がってます(笑)

きだて :

こういう話って、面白いし尽きないですよね。各メーカーの設計者だけ集めて飲み会とかやったらプラスさん参加してくれますか? ライバル会社同士、まじめに他社製品を研究しているから、「弊社のコレ、正直どう思いますか?」って聞いてみると、いいところも悪いところもたくさん聞けますよね、きっと。

日名子 :

それ面白そうですね! でも、テープのりに関しては小橋の設計が唯一無二のダントツですから質問が集中すると思いますね。

小橋 :

いやいや(笑)

きだて :

いつかやりましょう!

小橋 :・
日名子 :

はい!今日はありがとうございました!

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